漆 貴様はコンクリート掘太郎か！
私は◯太郎だ。名前はまだない。今日も怒について書くことになる。
午前9時50分、私はけたたましい音で目覚めた。一体何が起こっているんだと思って外を見ると以前壊していた広場みたいなところでまたショベルカーが作業していた。今度はコンクリートの地面をドリルで破壊している。前回の作業から何日経った？かれこれ一週間くらい経ったよな。その間一体何をしていやがったんだ。何も物事が進んでなかったみたいじゃないか。素晴らしい！称賛に値する！ハラショータカショーだ！
この日の朝は11時半に起きる予定だった。寝たのは4時半。全然寝足りなかった。私は周囲の音に敏感なのでいつも耳栓をして寝ている。それを乗り越えてくるような騒音。起きていてもストレスでしかない。そしてそのドリル音に加え、示し合わせたかのように戦闘機が飛び交っていた。訓練なら他でやってくれ！国の安全より人の睡眠を守れ！と言いたかった。
横になっていてももう眠れそうになかったので起きてコーヒーを淹れた。コーヒーとクッキーを口にしながら昨晩の株式市場をチェックしたり動画をみたりした。そして12時前くらいに工事は休憩に入ったようだった。後どれくらいで終わるのだろかと広場を見下ろす。
これだけかよ。3分の1終わったかどうか。この休憩の間だけでも静かになったのは良かった。ストレスをリリースだ。それからまた少しして窓の外を見るとなんだか雲が出てきて、風も強くなってきていた。これは来るな、と思ったのも束の間すぐに雨が降り出した。
これは作業も中断だ、まだ長引くぞ。とがっかりした。
だが、こんな雨くらいで止める根性なしではなかった。またガタガタガタガタおっ始めやがった。気合入ってるな！ハラショータカショー！うるせー！
私はコンクリート掘太郎だ！!
